診療案内

男性泌尿器科

男性泌尿器科

当クリニックでは、男性性器の異常や性感染症、男性不妊から男性更年期障害(LOH症候群)、勃起不全(ED)、男性型脱毛症(AGA)といったメンズヘルスケアまで幅広く対応させていただきます。些細な症状でもお気軽にご相談ください。

精巣(睾丸)が痛い、腫れるなどの症状

精巣上体炎

精巣上体は、陰嚢(玉袋)の中で精巣(睾丸)の隣にあります。急性精巣上体炎は精巣上体に細菌感染を起こした状態のことで、陰嚢の痛みとはれがあり、熱が出ます。抗生剤の点滴や飲み薬で治療します。


急性精巣炎

多くの場合はおたふく風邪(ムンプスウイルス感染症)の後に精巣(睾丸)がはれて痛みが起こります。精巣(睾丸)のはれや痛みは対処療法で自然軽快しますが、時に無精子症を引き起こし男性不妊の原因となります。


精索静脈瘤

精巣(睾丸)から心臓へ血液が戻る通り道である静脈で、血液が逆流してしまい静脈が瘤(こぶ)のようになる病気です。静脈がはれて陰嚢(玉袋)の表面がミミズ腫れをおこし、時に痛みを伴うこともあります。左側の静脈がはれる事が多く、男性不妊の原因となります。


陰嚢水腫

陰嚢(玉袋)にリンパ液がたまりはれる病気です。痛みはほとんどなく、乳幼児の場合は自然消失することが多く経過観察しますが、大人の場合はたまった液体を抜く処置や手術が必要となる場合があります。


精巣がん

精巣(睾丸)に発生する悪性腫瘍です。精巣(睾丸)が腫れて硬くなりますが痛みはほとんどありません。
触診と超音波検査でほとんど判断出来ます。早期の治療が必要となりますので連携する医療機関へご紹介させていただきます。

ペニスの異常

亀頭包皮炎

ペニスの亀頭部や包皮(皮の部分)に細菌が感染し、炎症を起こす病気です。
赤く腫れ、痛みやかゆみの症状が出ます。亀頭部や包皮を清潔に保ち、塗り薬で治療します。


ペロニー病

形成性陰茎硬化症とも言われ、ペニスの周りを覆っている白膜という部分に繊維性のプラークが出来ます。
そのため勃起時にペニスが弯曲し痛みを伴います、性交障害の原因となります。


嵌頓包茎(かんとんほうけい)

包茎には仮性包茎と真性包茎があります。仮性包茎は普段亀頭部に包皮がかぶっていますが包皮をむこうと思えばむくことが出来ます。真性包茎は包皮口の隙間が狭く包皮をむくことが出来ません。嵌頓包茎とは、真性包茎に近いぎりぎり仮性包茎の方が包皮をむいたままの状態にしていると、包皮が亀頭部に引っかかって血液やリンパの流れが悪くなり包皮が腫れて痛みが出てきます。包皮を元の状態に戻すための緊急処置が必要になります。


陰茎がん

ペニスに発生する悪性腫瘍で、稀な病気です。ペニスにカリフラワー状の腫瘤や潰瘍を認め、痛みは伴いません。
悪性の判断の為、組織診断が必要になります。

性感染症(STI)

「性行為で感染する病気」を総称して性感染症といいます。
ウイルス、細菌、原虫などが粘膜や体液の接触によって起こるため、セックスだけでなくオーラルセックスやアナルセックスでも感染します。男性だけでなく女性にも感染し、最近では不特定多数と性的接触をもっているわけではない普通の方の感染も増えてきています。

こうした症状はありませんか?

  • 尿道から膿のようなものが出る
  • 排尿時に痛みや違和感がある
  • 性器が腫れる
  • 性器やその周囲がかゆい
  • 性器がひりひりする・違和感がある
  • 性器に発疹やしこりができた
  • 下着に汚れが付着するようになった

どんな病気?

代表的なものとして尿道炎(クラミジア、淋病)や梅毒、尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、などがあります。
最初に適切な治療を行わないと治りきらずに治療が難しくなるものや不妊の原因となることがあります。
また、知らない間に感染を広げてしまい、進行すると命にかかわるものもあります。感染してもほとんど症状のないものや、男女で症状の出方が違うケースもありますので、感染の可能性がある場合にはパートナーの受診もおすすめします。性交時にはコンドームを使用し、性感染症の予防が大切です。
一部保険適応外となる検査もありますのでご相談下さい。

男性更年期障害(LOH症候群)

最近疲れやすい、イライラする、活気がない、性欲減退などの症状

更年期障害は女性特有のものと思われがちですが、実は男性にも更年期障害は起こります。加齢に伴う男性ホルモンの低下が原因で、男性ホルモンであるテストステロンが低下することにより性欲減退や勃起障害(ED)だけでなく、うつ症状、筋肉痛などが更年期障害の症状としてでることがあります。また二次的に心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上昇するとも言われています。

治療は男性ホルモンの補充や漢方薬による治療を行います。ただし、前立腺がんの治療中の場合には、男性ホルモン補充療法を行うことはできません。当クリニックでは、2〜4週に1回の注射による男性ホルモン補充療法を行います。なお、保険診療で治療が出来るのは、男性ホルモンである「フリーテストステロン」の値が基準値以下で、問診や各種診察で男性更年期障害と診断された方です。
まずは一度ご相談ください。

血精液症

精液に血が混ざる状態のことで、射精時に赤色〜茶褐色の精液が出ます。原因は前立腺や精のうの炎症や、
うっ血など局所の循環障害が多いと言われていますが、稀に前立腺がんが見つかることもあります。
尿検査や超音波検査、採血でPSA値(前立腺がん腫瘍マーカー)の測定を行います。

自費診療

ED(勃起不全・勃起障害)

EDの悩みは誰にでも起こりうる症状です、特別な病気ではありませんので悩みを抱えずお気軽に専門医にご相談下さい。


男性型脱毛症(AGA)

男性にとって薄毛の悩みは大きなストレスになります。悩みすぎてストレスをためることは薄毛の進行につながります。
お気軽にご相談下さい。


精液検査

主に男性不妊を調べる検査です。最近では不妊症の原因の約半分は男性にも原因があると言われています。
心配な方、気になる方は一度検査をおすすめ致します。当クリニックでは自費診療にておこなっております。


男性ブライダルチェック

結婚を考えている方、妊活を始めようとされている方、過去に病気があって不安な方、性感染症や男性不妊をチェックしたい方はご相談ください。

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